ロシアリクガメについて
- R.U
- 2024年7月4日
- 読了時間: 10分
更新日:2024年7月7日

(※別名:ホルスフィールドリクガメ・ヨツユビリクガメ)
このロシアリクガメという品種は、あまり記述がないですが
もともとはその名の通り、ロシアの南方の砂漠に住んでいたカメだということで
最大で-50度の極寒にもなるロシアの砂漠の寒さにも耐えられる
比較的身体の強い品種だと20年以上昔に聞いたことがありました。
リクガメというと、砂漠に住んでるというイメージから、
寒さに弱い個体のイメージが強いかもしれませんが、
どちらかというと、ロシアの砂漠はもともとは30度程の気温にしかならないので暑さに弱いという特徴があります。
よく見かけるようなリクガメの飼い方のサイトなどで「温度は30から33度が適温」等書かれているサイトがありますが
ロシアリクガメはもう少し涼しい温暖な気温を好みます。
また、寒いのが大丈夫かというと冬眠をして過ごすだけであってそうでもなく、
20度以下になってくるとあまり動かなくなってきます。
冬眠だけではなく、夏には夏眠もするという特徴もあるようで
野生下では、冬には冬眠、夏には夏眠をし、
年の9か月は休眠期に入り、1年のうち3か月しか地上で活動をしていないと考えられているようです。
暑すぎるのも寒すぎるのも苦手ですが気温に関してはそこまで神経質ではなく病気にはなりにくく、ざっくりと30度を越えたら暑いし、20度を下回れば寒い、
だいたい人間と同じくらいの気温が適しているという部分も、飼いやすい品種と呼ばれる一部です。
また完全に成長し切っても、20cmほどにしかならないためその点も飼いやすいとされています。

このロシアリクガメという名前ですが、
「暑いのが苦手で夏眠をする」という特徴から個人的にはしっくりくるネーミングに感じているのですが、寒い場所を好むわけではないので、ロシアが寒すぎたせいで、このカメはみんな南に移動してしまい、ロシアには現在いない品種だそう。
そのため、私が飼育を始めたときにはまだ
「ロシアリクガメ」という名前だったので
その名前を好んで使っているのですが
完全にロシアにはいないことが確認されて以来、
ヨツユビリクガメまたの名ホルスフィールドリクガメ、という風に変わっていきました。
しかし私はロシアリクガメのネーミングがお気に入りです(笑)
またネーミングが安定していないこともそうですが
地中海リクガメに分類されたり、違うと言われたり、
現在住んでいる地域はカザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、パキスタン、トルクメスタン、アフガニスタン、中国、イランなどのようですね。
分布の広さ故か、その分類さえも、人間によって定義がそのときどき変えられてしまうことがあります。
「ロシアリクガメは頑丈で飼いやすい個体」と言われるが故、
他のリクガメに対しての飼育環境を押し付けられても、頑丈で耐えることができてしまうことも多いため、
「他の種類が専門で、ついでにロシアリクガメも飼っている」という
有名な人物が流した情報などで翻弄されて
世の中に出回っているロシアリクガメに対する情報が間違っていることが
多々あるため注意をしていただきたいところです。

ロシアリクガメが言われる特徴としては
「頑丈」「飼いやすい」「初心者向き」などの他に
「人懐っこい」「社交的」と言われる点があります。
もちろん個体差が大きい点の話になってくると思いますが、
後者に関して、私が思ったのは「ロシアリクガメは観察好き」というところです。
私が感じたのは、飼い主や、犬猫、他の生物の姿を目撃したときに、ぼんやりしていたところ急に元気になったり、
犬猫のようにおもちゃで遊ぶことはありませんが、
犬猫がおもちゃで遊んでいるところを「見るのは好き」なようで、観察が「趣味」のように感じました。
他の方でも、ロシアリクガメを飼い始めたら、見られてる感じがすごいと言っている方がいました。
「カメは犬猫のようにはなつかない」と定義しているところもありますが
個体差があり、ロシアリクガメだけではないと思いますが、
時には犬猫のようなびっくりするくらい賢さを発揮したり、なつくこともあるようですよ。
「過度のふれあいがストレスになる」ととりあえず言動を述べようとする人間があまりにも多い事実に気がついたのですが
それではリクガメを触れあいによりストレス症状を引き起こさせたことがある人がどれだけいるでしょうか?
そもそもそういう方は、亀のことを単なる飼育対象と見なしていて、よく把握していないかと思います。
犬猫のようには触れあおうと考えたことをそもそもしておらず、弱らせてしまう人が多い中で、犬猫のようにかわいがっている方には、犬猫のように答えてくれる個体もいるようです。
名前を読んだら来てくれる子は来てくれるのだとか。私の場合は、そこまではなついてなかったとしても、きちんとケアをして、毎日触れあっていると、だんだん気が付くこともあり
「頑丈」で「人懐っこい」と言われる由縁を感じることがあり
ロシアリクガメはあまりストレスを感じにくく、辛抱強く、飼い主の意図を理解して、適応して応えてくれる一面を持つように感じました。

食事の傾向性は、ロシアリクガメの餌についての詳しい話のページで詳しく書きますが
完全に草食性で、そしてリクガメの中でもかなり質素な品種と言われています。
少食な子が多く、「リクガメは甲羅と同じくらいの量を一日に食べる」と言いますが、
個体差はあっても、この点もロシアには当てはまらないと思っています。
人間にとっては炭水化物・タンパク質・脂質のこの3つが3大栄養素なので
ついつい人間の基準で考えがちですが、
まず糖質・タンパク質・脂質・はロシアリクガメにとっては僅かな量で摂りすぎになり、
あまり必要としていないため残念ながら、あまり人間の価値観とは合わず、
人間が食べるものの基準で考えて食事を与えることが適しているとは言えません。
市販で売られているリクガメフードは適合せず、野菜ですら、人間にとっておいしくあるためにタンパク質や糖質が肥料などで肥えて多くなってることが多く、亀に必要な栄養素と少し違うことで、「リクガメといえば小松菜」と言われる小松菜でさえも、
個体によっては、食欲不振をまねき、病気になったり、食べなくなってしまうこともあります。
なので、少し手間がかかる部分かもしれませんが
都心部の公園でも身近に生えているようなさまざまな野草が、適合しています。
なので野草をあげるようにすれば、手間はかかるかもしれないけれど餌代はかからないとも言えます。

そして餌の工夫よりも、まず先に、紫外線の方が大切だと言えると思います。
こちらも後に飼育環境についての欄で詳しく書きますがロシアリクガメは完全に草食性ですが、むしろ植物のたとえで例えるとわかりやすいのかもしれません。
人間にとっては餌をたくさん与えてかわいがりたいところ、野生下では9か月も絶食するロシアリクガメは残念ながら食べない子は極端に食べませんが、
紫外線ひとつで元気になるかどうかが決まることが多いと思います。
例えると、植物を育てるときに、水と肥料が大切なのかというよりも、
どんなに肥料を与えても、室内においておいて、太陽がなかったら育たない。
逆に肥料がなかったとしても、水だけでもお日様に当てることが大事だったりしますよね。
ロシアリクガメはそれに近い傾向があるのかもしれないです。
ロシアリクガメは一般に、病気になりにくく、初心者向けで、飼いやすい個体と言われます。
爬虫類を飼う事は、温度管理や湿度管理や衛生管理など、大変だと言われていますが、
ロシアリクガメは、エキゾチックアニマルなどと呼び、飼うイメージとは当てはまらない部分が大きいと思っています。
ロシアリクガメの場合は、ベビーであれば別として
アダルトであればそこまで気を付けることは特にないかと思います。
私の子の場合ですが、購入したときにはすでに甲長10cmほどはあったこともあり
爬虫類の飼育セットと言われるような設備はまったく用意はしておらず、
気を付けてきませんでしたが病気にはなりませんでした。
むしろ他のリクガメの飼い方で身に着けた知識を押し付けてしまうことの方が危険になることもあり、ウサギや小鳥、他の小動物を飼う感覚の方がむしろ良い、というところもある部分が「初心者向け」と言われる部分なのかもしれません。
バスキングライトを入れて暑くしたり、加湿して湿度を高くした方が「上級者」というわけでもないので
「頑丈」とも言われる由縁は、自然にほっておいてあげることが一番病気になりにくい秘訣なのかもしれません。
ただし特別なものは必要ないと言っても、他の品種でもそうですが、
とにかくUVBの出る、爬虫類飼育専用の紫外線ライトだけは第一に重要です。
亀の体は、大半が甲羅を占めるため、
少食で「ロシアリクガメには栄養が必要ない」とまで言われたりもしますが
カルシウムだけは多く必要とします。
亀はカルシウムの形成のために紫外線からビタミンD3を合成する構造になっているため
紫外線がなくては生きていくことができません。
もしリクガメを飼うときに、飼育に必要なものが何かひとつだけしか購入できないとしたら。小屋・フード・砂・紫外線ライト。
この4つの中でもその他は工夫しだいでどうとでもなるので、
真っ先に優先しないといけないのは、「紫外線ライト」なのです。
(※屋外で飼う場合を別として)
しかしその他に関しては必要に応じてという形で、なんなら要らないこともあります。
私の飼育例で例えるなら、今まで小鳥やウサギがいたときと同じように、
冬は暖房、夏はクーラーを1日中つけっぱなしにして
部屋の温度は20℃台の、常に快適な状態を保っていましたが、それでおしまいです。
18年くらいの間、バスキングライトや保温球など特別なものを用意したり
霧吹きで加湿などをしたことがありませんでしたが健康状態は問題がないと言われてきました。
衛生管理に関しても、病原体に丈夫な品種だといいますが、
逆に人間に対して何かの菌が感染することも
水亀と違い皮膚も乾燥しているので、ついでに完全草食ということでほとんどないと思っています。
これと言って気を付けることはないように感じていますが、
ただし湿度に関しては、他のサイトの説明を見ていて、最近ではヘルマンリクガメなどと近い品種とされているようですが
ヘルマンと同じ分類にされて、「湿度は50-60%」の枠に入れられているのを見たのですがヘルマンよりやや乾燥気味を好みます。
日本はちょっと多湿すぎるようで、地中海リクガメに比べると、乾燥系です。湿度は40-50%ほど。やや乾燥気味を好むようです。
また夏場に湿度がどうしても60%にはなってしまうからと言って病気になるというわけではないですし
冬場は極端に空気が乾燥することもあるため、加湿が必要ないわけではないですが、
先に書いたような、「爬虫類の飼育環境」と言われるような
他のリクガメに対しての環境を模倣することで、病気を引き起こす可能性があります。
他の品種のリクガメや、熱帯の爬虫類などを飼育されている方で
バスキングライトを用意して、ケージへの霧吹きをするなど、
習慣になっている方は同じように、習慣での霧吹きで湿度を足してしまったりすると、
ロシアリクガメは高温多湿を好まないので、病気になる可能性があるので注意をしてください。
「リクガメの飼い方」というようなサイトもたくさんあり
昨今では有名な方もたくさん情報を発信しているかと思いますが
「リクガメ」という括りでは、ロシアリクガメと違うことも多いです。
数多くの方がリクガメの情報発信をしていますが
ロシアリクガメのことをよくわかっていない方はとても多いと感じたので
リクガメの飼育の仕方のサイトを見たり、人からのアドバイスを受けたりするときに注意をしてください。
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